case study 導入事例

2024/01/26 補助金支援

【事業再構築補助金】採択事例について

今回は事業再構築補助金の採択事例についてお伝えしていきます。
【スポーツ用品事業】

【補助金を導入した背景】
こちらの事業者は100年以上にわたり地域に密着したスポーツ用品店です。地元では認知度が非常に高く、幅広いスポーツやアクティビティに対する専門的な知見があるスタッフが在籍し、スポーツ愛好者のニーズに合わせた付加価値の高い商品・サービスを提供されています。
しかしながら地元県内の少子化に伴う学生数の減少や指導者不足による運動クラブ活動の縮小傾向等によって、スポーツ用品販売の需要が減少し続けています。また大手ECサイトの市場競争激化により、スポーツ用品販売で収益性を保つことが困難になっていました。

【新たな提供サービスについて】
事業再構築のため空き家となった自社保有物件を活用した「ゲストハウス運営事業」を展開し、新たな市場に挑戦する決断をされました。提供するサービス内容は下記の通りです。
□ 宿泊サービス提供(熊野古道観光拠点としたゲストハウスの運営)
□ アクティビティ・伝統食文化体験提供
近年訪日インバウンド観光で人気を集めているのは、体験型観光(アクティビティを通じて自ら体験しながら文化を楽しむ)とされており、スポーツ用品に詳しいベテラン社員のノウハウの強みと事業機会をうまくマッチさせたことは、評価されるべきポイントではないでしょうか。

また「ゲストハウス運営事業」を介し、利用者に対しシューズやウェア、登山用杖などの販売につなげることも可能となり、既存事業とのシナジー効果も期待できます。

今回は、事業再構築補助金についての小売業の採択事例についてお伝えしてきました。次回は製造業についての採択事例を具体的に挙げていきます。