case study 導入事例

2024/01/12 補助金支援

【事業再構築補助金】採択事例について

今回は事業再構築補助金の採択事例についてお伝えしていきます。
【喫茶店】

【補助金を導入した背景】
こちらの事業者は自家焙煎のコーヒーを提供する老舗喫茶店を運営していました。新型コロナウイルス感染症の影響により、主要顧客である高齢者の来店数が劇的に減少し、直近2年で大きく売上高が減少し、2020年比では40%の売り上げ減となっていました。コスト削減等の営業努力は進めたものの、もともと厳しい事業環境であったことに加え、上記来店者数の減少及び原材料費の高騰、光熱費の上昇により営業利益も減少し、事業継続が危ぶまれる状況でした。

【新たな提供サービスについて】
事業再生のためこれまで培った焙煎・ドリップ技術を活用し、「アートギャラリー併設の珈琲ドリンクテイクアウト事業」に挑戦する決断をされました。
店舗ではイベントやアーティストの作品展示を実施することで、集客及び関係性強化を図ります。開催イベント毎にテイクアウト珈琲のカップにイベントをイメージしたシールを貼るなどイベントをプチブランド化するサービスを提供します。

またイベントが開催されていない隙間時間に、コーヒーの淹れ方のワークショップを行いコーヒー豆の販売も行うほか、近隣の宇治茶販売店とのコラボレーション、アーティストとのコラボ商品の販売を行い、さらなる集客により売上を拡大する計画です。

「コーヒーを起点とした付加価値提供と地域活性化」事業は、現在の自社の技術・ノウハウ等の強みを活用したうえで既存喫茶事業シナジー効果が期待され、模倣困難性が高く地域活性化の後押しとなる取り組みとして評価されるべきではないでしょうか。

今回は、事業再構築補助金についての採択事例についてお伝えしてきました。次回はその他の業種についての採択事例を具体的に挙げていきます。