【事業再構築補助金】採択事例について
今回は事業再構築補助金の採択事例についてお伝えしていきます。
【演芸・スポーツ等興行団】
【補助金を導入した背景】
こちらの企業は北海道で唯一のB1所属プロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」の運営と、スポーツ教室やイベント等の企画運営を行っていました。
スポーツビジネスは、チケットやグッズ販売、スポンサー収入につなげることを生業としていますが、コロナの影響による入場制限等で入場数は半減し、声出しや接触の禁止等で熱狂を生み出す空間を提供しにくくなりました。そこで、チケット収入に依存しない収益構造を確立するために、デジタル映像技術のノウハウや人的資産を活かした映像制作・機材レンタル事業に進出する決断をされました。
【新たな提供サービスについて】
デジタル映像技術のノウハウを活用して、会場内で流すCMやイベントで使用するPR映像の制作を受託を開始し、機材レンタル・映像制作とスポンサー料をセットにし、スポンサー側が利用しやすいパッケージで提供するサービスを始めました。
補助金で導入した大型デジタルサイネージ(LEDビジョン)は固定看板と違い、複数のCM映像を流せるためのイベント用機材として広告収入を上げることにも繋げることができました。前述のとおり当日の会場での運営及びこれまで行ってきた選手派遣も加えたイベント全般をワンストップで提供するサービスを運営ができる企業として認識されることに成功しました。
培ってきたノウハウや持っているリソースに目を向け、今までやってきたことの延長で、本業と共存しながら事業を広げたことが評価されたポイントではないでしょうか。(事例の出所: 経済産業省「事業再構築補助金」採択事例)
今回は、事業再構築補助金についての採択事例についてお伝えしてきました。次回はその他の業種についての採択事例を具体的に挙げていきます。