企業の「価値判断基準」ついて
中小企業の経営支援に邁進すること早10年、ここで改めて「中小企業の経営」について、私の考えをお伝えしていきたいと思います。
前回から「企業とは何か?」についてお話していますが、今回はその企業を構成する要素である「価値判断基準」ついてお話ししたいと思います。
「価値判断基準」
様々な判断が必要な場面で、経営者や従業員が物事の判断をする基準のことを示します。
特に経営においては、「自社の経営にとって何がベストか?」という基準が明確で、全社的に統一されていることが重要です。
つまり、価値判断基準を組織で形式知化し、再現可能な仕組みを作ることによって、組織力が高まります。
価値判断基準を明確にすることにより、
・判断のスピードが早くなる
・意思決定の質が上がる
・打ち手の数が増える
また価値判断基準を社外にも発信すれば、採用基準としても機能し、自社が採用したい人が集まることに繋がります。
具体的な価値判断基準とは、以下のようなもので表現されます。
・経営理念
・ミッション、ビジョン、バリュー
・経営計画
・各種基本方針
持続可能な企業成長のため、自社の「価値判断基準」をチェックしてください。