第4回 補助金・助成金の活用
中小企業の資金調達において、補助金や助成金は欠かせない存在です。返済不要という点で大きな魅力がありますが、その一方で「申請が難しい」「採択されない」という声もよく聞きます。
まず知っておきたいのは、補助金と助成金の違いです。補助金は「採択制」で、審査に通らなければ受け取れません。代表的なものに「ものづくり補助金」や「事業再構築補助金」があります。一方、助成金は「要件を満たせば基本的に支給される」制度で、雇用関係助成金などがその例です。
申請のポイントは「要件を正確に把握し、ストーリー性を持たせること」です。単に設備投資の必要性を並べるだけでなく、「この投資がどのように地域や雇用に貢献するか」「どんな経営課題を解決するのか」を明確に記載することが重要です。
また、補助金・助成金は「後払い」が基本です。つまり、先に自己資金や融資で資金を用意して事業を実施し、その後に補助金が交付されます。ここを誤解すると資金繰りが行き詰まる危険があります。
活用の鍵は「専門家との連携」です。中小企業診断士やコンサルタントと協力し、採択の可能性を高めながら、全体の資金繰りに組み込んでいくことが成功への近道です。