コンサルタントからみた「タイプ別PDCA」について
今回は、「タイプ別PDCA」についてお話をさせていただきます。
PLAN(計画する)→DO(実行する)→CHECK(評価する)→ACTION(改善する)
理屈は簡単ですが、実際にはこれを回せている方は少ないのではないでしょうか?
今回は、大まかに2つのタイプ別に特徴を示した上で
PLAN(計画する)→DO(実行する)を行うためのポイントをお伝えしたいと思います。
A.営業職タイプ(思い立ったらすぐに行動できるタイプの方)
行動力がありDOが得意です。一方、思いつきで動く部分も多くPLANが雑になりがちです。
特に物事がうまくいかなかった時には、改善ポイントがわからない事が多いです。
B.技術職タイプ(専門知識などを持ち論理的に物事を考えるタイプの方)
PLANを緻密に練り上げることが得意です。一方,PLANの精度にこだわりがちで、完璧な計画を追求してしまいます。
その結果、DOが遅くなってしまうことが多いです。
上記タイプ別から、
- AはPLANは苦手 DOは得意
- BはPLANは得意 DOは苦手
では、どうすれば良いか?
一般的には、「AとBのバランスをとることが大切」ということになろうかと思います。
しかし、人は感情の生き物でありますし、得手不得手もありますので、突然AとBのバランスをとることが出来る人間になることはあり得ません。(ただし、このバランスをとることが出来るように成長していく事は大切ですので、誤解の無いようお願いします。)
この中で、私の個人的な経験による結論としましては、何らかの戦略について「PDCAを回す」と決めたのであれば、ポイントは“とりあえずDO”です。
“とりあえずDO”と考える理由は、実行するときには最低限何らかの考え(=計画)を持っているはずですし、とりあえずDOをしないと何も始まらないからです。
雑な考え方かもしれませんが、Aタイプの方は、DOを継続的に行っていけば、そのうち壁にぶち当たりPLANを立てるための学習や工夫をするでしょう。
Bタイプの方は、PLANを考えれば考えるほど、いろんなリスクも気になってきます。時には「知らぬが仏」のような感覚で、大胆に“とりあえずDO”を行えば、新たな道は開けます。
そもそも、スタート段階での仮説は、たくさんの実行を繰り返した後の仮説力には勝らないでしょう。
前述したように、人は感情の生き物でありますし、得手不得手もあります。
皆様がどちらのタイプであるかに関わらず、弊社は番頭役として、不得手を補う機能をお届けできる体制を整えております。
もしご必要な場面がございましたら、いつでもお声がけいただければと思います。
最後までご高覧頂きまして有難うございました。