case study 導入事例

2023/12/01 補助金支援

【ものづくり補助金】採択事例について

ものづくり補助金は、製造業のイメージがあるかたもいらっしゃいますが、今回は製造業以外の業種の採択事例についてお伝えしていきます。
【卸売・販売業①】

・導入した背景と得られた成果
こちらの企業は、地元を中心に約400件の生産者からさつまいもを仕入れ、年間約17000トンのさつまいもを扱い、国内全域で販売する卸売業者です。これだけの仕入れ量に対応するには、衛生面を含めた商品品質の向上と人手不足への対応が課題でした。そこでものづくり補助金を活用され、AI技術を活用した生産ラインの自動化システムを導入し、洗浄後の搬送から計量、外観不良品の検出、選別までの工程で自動化を進められました。その結果、従業員の作業負担の軽減、選別品質のバラつきの防止、リードタイムの短縮化を図ることができました。
また、上記の効率化を進めたことをきっかけとして、これまで外注に依頼していた加工品の製造工程の内製化、及びオリジナルブランドの加工品の小売販売の展開をすすめ、事業を拡大されています。

通称「ものづくり補助金」は製造業のための補助金のように思われていますが、正式名称「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」からもわかるように、小売業・卸売業・サービス業など、上記事例のような「革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善等」を支援するための補助金として、すべての業種の中小企業・小規模事業者が利用できます。
補助金は利用して終わりではありません。補助金申請時に事業計画を作成する中で、自社の課題が見える化されます。その課題を1つずつ解決していく中で事業が確実に成長していきます。まさに好事例といえるのではないでしょうか。(事例の出所:ミラサポplus)

今回は、ものづくり補助金の製造業以外の業種についての採択事例についてお伝えしてきました。次回は事業再構築補助金についての採択事例を具体的に挙げていきます。