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2025/01/31 代表コラム

「前田 節のJust method」~今後の戦略を導き出す③~

前回からお伝えしています戦略を検討するプロセスは、以下の通りです。

① 窮境状況の整理
② 窮境要因の特定(整理)
③ 経営戦略の検討
④ 戦略の選定
⑤ 窮境要因除去の可能性検討

今回は④~⑤についてお伝えします。

導き出された経営戦略がいくつかある場合は、それらを評価し、選択する必要があります。戦略を評価する項目と検討する内容は以下の通りです。
・上位概念との適合性:企業理念、クレド、コア・コンピタンス、事業ドメイン、ビジョン(将来像)と適合しているか?
・効果性:効果が高いか?
・実現可能性:実現する可能性は高いか?
・緊急性:緊急に取り組む必要があるか?
・欲求性:やってみたいか?

様々なプロセスを経て検討された戦略ですが、その戦略(または戦術)を実行することで、窮境要因が除去できて、窮境状況から脱することができるかを検討します。
窮境状況から脱することができないと考えられるのであれば、戦略・戦術を見直し、概算数値のシミュレーションもしながら、検討します。