前田 節のJust method
今回は「ミッション・バリュー」についてお話しします。
ミッションとは、企業・組織が果たすべき使命や存在意義を表す言葉です。
なぜ我が社が存在するのか、社会にどのような価値を提供するのかなど、企業・組織が目指す社会について明文化します。
バリューとは、ミッションやビジョンを達成するための具体的な行動指針、行動基準を指します。
企業・組織の構成員の行動や判断の基準となる価値観を明文化します。
前回お話しした「経営理念」や「ミッション・バリュー」が必要な理由は多岐にわたります。もっとも重要な理由は「会社・社員・社会をつないで、社内外のコミュニケーションを担う」という点です。
存在意義や価値観を明文化することで、経営者から従業員まで共通認識をつくることができ、ブレない意思決定が可能になります。
価値判断基準が統一されることで、従業員のエンゲージメントが高まり、組織の一体感が醸成されます。
外部に対しては、幅広いステークホルダーへ具体的な企業イメージを発信することができ、IRや採用広報にも影響します。