振り返りを行うための簡単なフレームワークについて
新年を機に、1年の計画を立てられる方も多くおられることと思います。その後計画通りに進んでいない、ということはありませんでしょうか。
自分で立てた目標を達成するには、振り返りが大事です。
振り返りから気づいたことを活かすことで、効果的に行動することができるのです。
途中段階であっても、「何ができたか」「何が出来なかったか」などを確認すると、進捗管理ができ、あと何をしなければならないのかがはっきりとしてきます。もし、うまくいっていない場合は何が良くなかったのか、どうしたらもっと良かったのかということを考えましょう。うまくいっている場合には、なぜうまくいったのか、何が良かったのかを考えることで、今後更に効果的に行動ができると思います。
次に振り返りを行うための簡単なフレームワークを紹介します。
1.YWT
YWTとは、Y(やったこと)W(分かったこと)T(次にすること)の頭文字をとったフレームワークです。
Y:行動や活動の内容や、それを行った意図
W:行動や活動の結果や、結果が得られた理由
T:分かったことを踏まえて行う次のアクション
2.KPT
KPTは、「Keep」「Problem」「Try」の頭文字をとったフレームワークです。
K:良かったこと/今後も継続して行うこと
P:うまくいかなかったこと
T:今後実施すること
KPTは行ったことを振り返りつつ、それを今後も行っていくべきなのか、それともやめるべきなのかの優先度をつけることで、自分が本当に行うべきことを見つけ出すのに有効です。
3.PDCA
「Plan」「Do」「Check」「Action」の頭文字をとったフレームワークです。
業務や物事に対する改善や新しい施策の立案等に使用されます。
PDCAでは、Checkで評価を行い、Actionで評価に対する今後の対策を考えます。
効果的に振り返りを行うためには、問題の原因の把握、今後どうすれば目標に近づけることができるのかを考える必要があります。そうすることで、今後どうすれば改善できるのか、目的を達成できるのかが見えてくるのではないかと思います。