column コラム

2022/01/12 組織

「リモートワークを成功・定着させるポイント」について

ジャストコンサルティング(JC)の二谷です。

 

皆様、年末年始はどのように過ごされましたでしょうか。

感染対策で外出規制をした方は、オンラインツールを活用したことと思います。

オンライン帰省やリモートお年玉、リモート初詣等、年末年始の過ごし方は激変しました。

 

今回は、「リモートワークを成功・定着させるポイント」についてお話していきます。

 

リモートワークを成功・定着させるためのポイントは、3つです。

①会話を増やす

②業務の見せる化

③評価制度の見直し

 

①会話を増やす

Googleが発表し注目された、チームの生産性を高める重要な要素である「心理的安全性」。リモートワークでは、お互いの様子が見えなくコミュニケーションもとりづらくなることから、心理的安全性は低下傾向にあります。

心理的安全性を高める方法として、会話や雑談が効果的です。オンラインランチの実施や時間を予め決めて雑談を実行すること等から始めてみましょう。

 

②業務の見せる化

監視下にない環境での勤務となるため、緊張感が弱まり非効率的な仕事の進め方になりがちです。また、管理者からすると業務の様子が把握できません。強制的に業務報告等をさせることは過度な監視になり心理的安全性の低下にもなりかねません。そのため、上司や先輩が部下と一緒に、長期的・短期的な目標やゴールを設定することが重要です。部下は、上司や先輩と一緒に考えた目標やゴールが明確になることで緊張感を適度に保ち、自発的に報告や相談をすることにつながります。

 

③評価制度の見直し

業務の様子が把握できないため、定性面での評価が難しくなります。

リモートワークに適した人事評価として、目標による部下の動機付けを中心としたMBOや会社の理念やビジョンを体現しているかを評価するバリュー評価等があげられます。

重要になることは、評価期間を短くするとともに評価や面談の頻度を増加させることを、基本的な対応にするということです。

 

リモートワークを導入してから半年・1年と、時間が経過するごとに生産性が向上するともいわれていますが、①~③等の工夫を行うことでより短期間で生産性を向上させることが可能なため、リモートワークの制度設計を今一度見直したいところです。