column コラム

2025/07/15 代表コラム

「経営改善計画」~4.現状分析(業務分析)~

今回は、業務分析についてお伝えします。

業務分析とは、「日々行っている業務」を細分化し、業務の手順や方法などを見える化することです。

業務分析で業務上の問題点、課題を特定することで、業務効率化につなげることができます。その結果、社内リソースの最適な配分が可能となり、顧客に向き合えるリソースを増やすことができるようになります。

 

業務分析を実施すると以下のような効果があります。

■業務上の問題が把握しやすくなる

業務の見える化ができると、業務を進める上でどこに問題があるか把握しやすくなります。無駄な作業がどこにあるのか、誰に業務が集中しているかなどが把握できるため、対応策をとりやすくなります。

■属人的要素を排除できる

業務の見える化は、業務における属人的要素を排除することにつながります。

業務の属人化が進むと、担当者が異動したり、退職したりすると、業務が停滞することが発生します。そのような不具合を防止するためにも、あらかじめ業務の見える化を実施しておく必要があります。

 

業務分析は具体的に以下の項目を実施します。

・マニュアルの確認

・業務棚卸の実施

・業務分担表の確認

・業務フロー図の確認

・業務日報の確認

・アンケート、ヒアリング調査の実施

 

上記の分析から、業務上の課題が発見された場合は、

A:事業上のリスク(緊急性)

B:対応する難易度

の2つの軸で課題を整理し、以下の順で対応していきます。

 

  • リスク髙 × 難易度低 ⇒ すぐに着手する
  • リスク髙 × 難易度髙 ⇒ プロジェクト化する

 

事業上のリスク(緊急性)の低い課題は、現状維持もしくは優先度を下げて対応を検討します。